私たちの生活で身近な交通事故を中心とした民事訴訟判決を、
新聞や書籍などの媒体を通して情報提供する会社です。

 事故態様や被害者に応じて支払われる賠償額が変動するのがわが国の損害賠償制度の特色です。
 そこで、被害者へ適切な補償を行なうため、過去に行なわれた裁判所の訴訟事例をあらゆる角度から考察し、被害者の損害賠償額を検討する必要があります。
 こうした中、当社では、日々全国の裁判所で行なわれている交通事故の民事訴訟事例を集約し、実務で必要と思われる判決を隔週で判例誌に掲載しております。
 平成14年の1年間での新聞紙面への判決掲載件数は296件とわが国最大件数であり、交通事故を多く扱う損害保険会社や共済組合、弁護士、裁判所、地方自治体交通相談窓口、タクシー・運送会社などクルマに関する民事トラブルと関わりをもつ多くの方々に購読いただいております。

 もともとは、損害保険業界新聞紙として昭和48年2月に設立し、社名の通り、「自動車保険」に関する事柄を中心に、損害保険会社の社員さん向けに広報記事などを中心に発刊してきました。
 しかし、約20年以上前から、自動車保険で最も大切な「損害賠償」について、より多くの情報提供を行なうことが、人々の日常生活において重要と考え、各裁判所にご理解を頂き、重要と思われる民事訴訟判決を掲載し、今では紙面のほぼ100%、民事訴訟判決を掲載するようになりました。

 近年のIT技術革新の進展に伴ない、当社でも7年前より、今までに蓄積した判決をデータベース化し、複数の検索機能を付加したDVD-ROM「判例検索データシステム」を製作し、多くのお客様にご利用頂いております。
 また、昨今のネットワーク化によるDBサーバにも対応し、お客様の幅広い用途に対応しております。