B5版約200頁 1冊:2,560円(税抜2,328円・送料込)
定期購読料 1年:49,240円(税抜44,764円・送料込) / 6ヶ月:24,620円
(税抜22,382円・送料込)

日頃よりご愛読賜り厚く御礼申しあげます。
新聞「自動車保険ジャーナル」は2010年1月より、週刊で発刊しておりました従来の冊子形式(B5版24頁)の新聞を、月2回(2,4週発行)で発刊する雑誌形式(B5版200頁程度)の判例雑誌「自保ジャーナル」に生まれ変わりました。

雑誌形式への改訂の主旨と致しまして、冊子では抜粋であった判決文の全文掲載を行うと共に、掲載事案数を増やして情報の充実化を図ります。
更に、サマリーに各事例に対する比較検討事例(同類又は対比事例等)や、損害賠償実務者の留意事項等を取り入れ、より一層分かりやすい裁判事例の掲載に努めてまいります。
今まで同様、交通事故民事訴訟に特化した掲載は変わりませんが、更に一般賠責や火災事故など、訴訟の情勢から、読者の皆様に関心が高いと思われる損害賠償事件についても幅広く掲載してまいります。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒宜しくお願い申しあげます。

 


 
各号内容紹介(ご覧になりたい号数をクリックすると開きます)
2109号(令和4年5月12日発行)
  1. 女子X主張の労災認定脳脊髄液漏出症は主治医らの脳脊髄液漏出を認めた画像診断等には医学的見地から疑いを挟む余地があり、硬膜外に造影剤の漏出は認められない等から発症を否認し、事故後約10ヶ月で症状固定と認定した
  2. 乗用車で停止中に追突され右腕神経叢損傷から6級右上肢機能全廃等を主張の46歳男子が事故後に訴えた症状は腕神経叢損傷を負った場合に生じるべき症状とは矛盾していると本件事故による受傷を否認した
  3. 左眼窩底骨折等による知覚麻痺から自賠責12級13号後遺障害を残す42歳男子会社員の逸失利益を事故後営業部門の責任者を務めている等から14%の労働能力喪失は認められないと事故前年年収を基礎収入に25年間5%の労働能力喪失で認定した
  4. 自賠責9級15号左足指用廃及び同11級7号脊柱変形障害等の併合7級後遺障害を残す32歳男子会社員の労働能力喪失率を45%と認定し将来的に収入が大きく増加する見込みが窺えないと事故前年収入を基礎収入に後遺障害逸失利益を認めた
  5. 合計7,248万円の給与収入を得る2社の代表取締役男子原告の基礎収入を2,000万円と認定し休業損害及び後遺障害逸失利益を算定した
  6. 乗用車内で仮眠中に中型貨物車に接触された約5年8ヶ月前に14級9号腰痛等を残す50歳男子の本件事故による既往症の症状の悪化を認め、衝撃の程度から増悪に寄与した度合いはごく限定的と7割の素因減額を適用した
  7. 頸部・腰部挫傷の傷害を負い1年1ヶ月間通院する55歳有職主婦の本件事故と相当因果関係のある治療期間を事故後約8ヶ月と認定し、既往症から1割の素因減額を適用した
  8. V運転乗用車の助手席同乗中にY乗用車に衝突され併合10級左足関節機能障害等を残す30歳代男子Xはシートベルトをせずにダッシュボードに足を載せた不適切な乗車姿勢により損害を拡大させたと2割の加重減額を認定した
  9. 車線変更被告大型貨物車の側面と青信号で発進しようとした原告乗用車の前部との衝突で原告車には衝突を回避することはできないと過失を否認した
  10. 一時不停止で丁字路交差点の優先道路に右折進入して左方から直進してきたY乗用車に衝突されたX自動二輪車の過失を65%と認定した
  11. 信号交差点での横断歩道上を横断原告自転車と対向右折Y乗用車の衝突はYの実況見分における指示説明は信用性が高いとYの右折青矢印信号での交差点進入を認め、赤信号横断原告自転車の過失を7割と認定した
  12. 夜間高速度走行の被告乗用車に出合頭衝突された無灯火A自転車には運転操作及び右方安全確認に注意義務違反があったと35%の過失を認定した
  13. 信号のない交差点での原告自転車と被告乗用車の出合い頭衝突で傘をさしながら運転していた原告自転車に3割の過失を認定した
  14. 被告Y市の管理する道路上を原告自動二輪車で走行中にアスファルト舗装の剥離によりスリップして転倒は本件剥離の存在を前提としても通常有すべき安全性を欠いていたとはいえないと被告Y市の管理瑕疵を否認した
2108号(令和4年4月28日発行)
  1. 自賠責1級1号遷延性意識障害を残す19歳男子の将来介護料を職業介護と近親者介護を併せ日額2万円で平均余命まで認定した
  2. 労災7級認定の男子主張の中心性頸髄損傷は医学的所見なく愁訴内容も整合性は認められないと事故との因果関係を否認し後遺障害の残存も否認した
  3. 60歳女子の自賠責10級11号認定の右足関節機能障害は関節可動域の測定時に意図的な操作が加えられたと残存を否認した
  4. 渋滞停車中に被告貨物車に追突された男子X主張の腰椎捻挫は医学的所見に乏しく事故とは別の要因の可能性を否定できず、頸椎椎間板ヘルニアについては頸椎の変性は経年性と推認できるとして後遺障害の残存を否認した
  5. 51歳兼業主婦の頸椎椎間板ヘルニアは本件事故によって発生または増強したと自賠責同様5級2号認定し、センサス女性全年齢平均を基礎収入に18年間79%の労働能力喪失で逸失利益を認め、2割の素因減額を適用した
  6. 30歳代男子主張の腰椎椎間板ヘルニアは突出の増強が認められ、経年性変化では説明できない等から本件事故による発症と認定し、治療期間の遷延化は既往症の椎間板ヘルニアの影響が大きいと3割の素因減額を適用した
  7. 26歳女子の自賠責同様12級左肩痛は業務上の支障を生じさせるとはいえず、馴れ化や代償動作により逓減していくと10年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認め、休業給付金の額を超えないと休業損害の発生を否認した
  8. 佇立中に時速約15`bのY乗用車ドアミラーに軽微接触された46歳男子主張の左足捻挫及び腰部捻挫は転倒させるような力が働いたとは考え難いと否認し、治療範囲を事故後2ヶ月の左肩上腕挫傷及び左肘痛と認定した
  9. 交差点手前で停止し自転車から降車したところを後続の被告自転車に衝突された40歳代女子原告は停止する際に合図をすべきであったと2割の過失を認定した
  10. 夜間丁字路交差点に誘導員の指示で突き当たり路から右折進入中に左方直進路を走行する被告貨物車に衝突された原告大型クレーン車が20〜30秒間直進路を塞ぐことはやむを得ないと原告車の過失を否認した
  11. 夜間歩車道の区別のない道路で前方不注視、運転操作不適当の対向直進被告乗用車に衝突された道路左端歩行の54歳男子原告に5%の過失を認定した
  12. 8級2号脊柱運動障害を残す50歳男子の傷害保険金請求は固定術を行う原因の頸椎脊柱管狭窄や神経根の圧迫は本件事故前から加齢性変化として既に生じていたと本件事故による後遺障害の残存を否認し請求を棄却した
  13. 原告会社所有建物の約16年前に貼られたエレベーター内壁のダイノックシートの破損は不測かつ突発的な事故と認め再調達価格を70万余円と認定し、本件建物の雨漏れの原因と風災その他の不測かつ突発的な事故との因果関係を否認し保険金請求を棄却した
  14. 過去32件に及ぶ共済金請求を行う50歳代男子Xの被共済車両運転中の自損事故での受傷を否認、台風による被共済建物の損壊は経年劣化に起因した損害とし、Xには信頼を損なわせる事情があると乙共済の共済契約の更新拒絶は有効と認定した
2107号(令和4年4月14日発行)
  1. 15歳男子の紛争処理機構認定の5級2号高次脳機能障害は重度の意識障害認められず発生を強く疑う画像所見はなく事故後から人格変化の症状が出現したとは認められないと否認し自賠責同様12級13号後遺障害を認定した
  2. 頸髄損傷から自賠責3級3号認定の軽度四肢麻痺を残す62歳男子は自ら車の運転や洗車を行う他、防犯カメラの映像や行動確認調査の結果等から四肢に軽度麻痺は認められないと否認し12級13号両上下肢痛等を認定した
  3. 36歳女子主張の脳脊髄液漏出症の発症は画像所見等による脳脊髄液の漏出は認められない等から発症を否認し後遺障害の残存も否認した
  4. 自賠責11級7号脊柱変形障害を残す19歳女子大学生の後遺障害逸失利益をセンサス女性大学大学院卒全年齢平均を基礎収入に67歳まで45年間20%の労働能力喪失で認定した
  5. 43歳女子主張の12級13号左上肢のしびれ等は外傷性頸椎椎間板ヘルニアの受傷は認められず将来においても回復が困難な障害が残存したとは認められないと後遺障害の残存も否認した
  6. 停車中に追突された40歳代女子主張の12級13号右股関節痛及び12級7号右股関節機能障害は事故約2ヶ月経過後に右股関節痛の訴え等から右股関節唇損傷を否認し後遺障害の残存も否認した
  7. 47歳男子主張の外傷性頸椎椎間板ヘルニア等は経年性の可能性も否定できず、本件事故約3ヶ月後には海外出張に行くことができている等からも後遺障害の残存を否認した
  8. 女子原告主張の12級13号頸部痛等は画像上の異常所見が認め難く、椎間板ヘルニアの既往がある等から本件事故による後遺障害の残存を否認し、1割の素因減額を適用した
  9. 駐車場内を歩行中に被告乗用車に右足を轢過され後方に仰け反る動作により右足捻挫、頸椎捻挫等の傷害を負ったとする男子原告の供述は信用できないと受傷を否認し請求を棄却した
  10. 右カーブ道路で左方路外から後退進入してきたY乗用車との衝突を避け減速せず右に進路変更して対向Z原付自転車と衝突したW乗用車は危険な回避行動をとったと8割の過失を認定した
  11. 信号交差点内を黄色信号で微速前進し右矢印信号で大回り右折した対向被告大型貨物車との非接触事故で赤信号で進入した直進原告中型貨物車の一方的過失を認定した
  12. 79歳男子原告自転車と並進36歳女子被告自転車との接触は双方が側方間隔を十分保たなかったために接触したと認め、原告が高齢者で社会的に保護すべきという観点等から原告自転車の過失を4割と認定した
  13. X乗用車が分岐点の分離帯端に衝突し大破は正常な運転能力を有する自動車運転者には通常考えられない過誤による事故でありXは事故当時社会通念上酒気を帯びている状態であったとして保険金請求を棄却した
  14. 保険契約締結当時は居住していたが火災発生時は施錠機能を有しない空き家になっていたことから本件建物は「建物の使用目的を変更し、居住用ではなくなった」として乙損保は本件保険契約を解除できると約款免責を認めた
2106号(令和4年3月24日発行)
  1. 47歳女子の自賠責3級3号認定高次脳機能障害は意思疎通能力が「相当程度喪失」に止まるものか否かは疑問であると3級と5級の間と認定し89%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認め、日額3,000円で将来介護費を認定した
  2. 自賠責9級16号顔面醜状及び同14級9号めまい等併合9級後遺障害を残す40歳代男子会社員主張の労災認定の嗅覚障害及び味覚障害を否認し、醜状痕による労働能力の喪失は認められないと5年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認定した
  3. 50歳代女子家事従事者の自賠責非該当の頸椎捻挫及び腰椎捻挫等を14級認定しセンサス女性全年齢平均を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  4. 追突された運転者及び同乗者主張の14級9号頸部痛及び腰痛等は異常所見認められず月1回の受診も対症療法のみの治療から自賠責同様に後遺障害の残存を否認した
  5. 乗用車で停車中に後続被告貨物車に右サイドミラーを接触され頸椎椎間板ヘルニア、外傷性頸部症候群等の傷害を負ったとする男子原告に加わった外力は軽微であった等から本件事故による受傷を否認した
  6. 自賠責14級9号右膝痛を残す原告会社代表取締役の企業損害としての休業損害の請求は残高試算表の各記載の正確性には疑問の余地があり信用できないと原告会社の損害の発生を否認した
  7. 駐車場内で停車中に後退被告乗用車に衝突された原告乗用車の衝撃は車内の人間を受傷させる危険性の大きいものと認められないと運転者、同乗者の受傷を否認した
  8. 片側1車線道路の対向車線から停止路線バスを追越して進入してきた被告乗用車との衝突を避けようと転倒した原告自動二輪車に過失は認めらないと被告車の一方的過失を認定した
  9. 左方路から直前右折した被告乗用車に衝突された優先道路走行の速度超過A自動二輪車は制限速度50`bで走行しても衝突を避けられないとの実験データ等からA二輪車の過失を否認した
  10. 青信号交差点内で右折のため停止中に対向右折車線から直進してきた被告乗用車に衝突された原告乗用車に本件事故を回避することは困難であったと原告車の過失を否認した
  11. 第1車線から第3車線に車線変更中の原告乗用車と第2車線走行中の被告大型特殊自動車の衝突は原告車の不適切な車線変更に起因するものとして被告車の過失を否認した
  12. 横断歩道上で対向右折被告貨物車に衝突された青信号横断原告自転車は左右の安全を確認すべき注意義務を怠ったと5%の過失を認定した
  13. 追突されたリース車両の全損によるリース契約解除金相当額は時価額に限り賠償を受けることができるとし、時価を超えるリース契約解除金を加害者が支払わなければならない理由はないと否認した
  14. 不正請求が含まれることを認識しながらのY接骨院の甲損保に対する水増し請求は故意による不法行為に当たるとし、甲損保がY接骨院に支払った施術費全額を損害と認定した
2105号(令和4年3月10日発行)
  1. 自賠責2級1号高次脳機能障害等を残す73歳女子の将来デイサービス費用を施設利用料の年額から食事代等を控除した年額29万余円で平均余命の15年間につき認定した
  2. 女子原告主張の中心性頸髄損傷はMRI画像上の所見はないと否認し、右腕神経叢麻痺は本件事故によって生じたものとは認められないとして頸椎捻挫による自賠責同様14級9号後遺障害を認定した
  3. 75歳女子の自賠責14級3号認定右感音性難聴及び右耳鳴りは後遺障害に該当する難聴ではなく事故約2年後の検査で老年性難聴の診断等からも本件事故との因果関係を否認し後遺障害の残存も否認した
  4. 52歳男子の労災12級7号認定の右股関節機能障害は可動域制限の測定結果は不安定、不自然で信用性に疑問が残る等から否認し14級9号右股関節痛を認定して15年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  5. 高齢者介護施設に入居する79歳女子単身者の死亡逸失利益を年間の年金額から生活費として要する年間の施設利用額を控除して認定した
  6. 30歳代男子主張の12級13号項頸部痛及び同腰背部痛の併合11級後遺障害は事故約1年4ヶ月後にサーフィンの大会に出場等から症状固定時に残存した痛みは既往症によるとし後遺障害の残存を否認した
  7. 駐車場に停車中に後退被告車に衝突された男子原告主張の12級13号右上肢の痺れ及び脱力感等は事故後1ヶ月程度でフットサルを再開から他覚的な証明が可能な後遺症も症状が医学的に推定される後遺症も残っていないと後遺障害の残存を否認した
  8. 幹線道路の第2車線を通行していたY貨物車の進路前方を第1車線から横切るように転回しようとしての衝突は過失の大部分はX乗用車にあると9割の過失を認定した
  9. 一般道が交わる信号のない交差点でのサイクリングロードから時速約30`bで走行してきた原告ロードバイクには大きな落ち度があり、被告乗用車との非接触事故の責任は原告自転車の方が相当に重いと7割の過失を認定した
  10. オークションで購入した被保険車両が第三者のいたずらによりエンジンが損傷したとの車両保険金請求は損傷が人為的にされたこと及びその損傷が被保険者以外の第三者によって行われたことの立証がないと請求を棄却した
  11. 運転操作を誤り被保険車両で池に転落し男子Aが溺死したとの保険金請求はAに自殺する動機がなかったといえず本件事故がAの意思に基づかない偶然な事故であるとは認められないと請求を棄却した
  12. X会社が経営する飲食店天井裏からの下水の漏水等による水濡れ損害は店舗のリニューアル費用として保険金を得るために水漏れを仮装する動機があったとX会社の故意を推認して保険金請求を棄却した
  13. 最高裁は不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金は民法405条の適用又は類推適用により元本に組み入れることはできないと否定した
2104号(令和4年2月24日発行)
  1. 自賠責1級1号後遺障害を残して職場に復帰し1人暮らしの46歳男子会社員の後遺障害逸失利益を事故前年収入の8割を基礎収入に認め、加齢とともに介護の程度が大きくなっていく等から日額1万円で将来介護費を認定した
  2. 停車中に追突され現在も治療中とする33歳男子主張の脳脊髄液漏出症の発症及び頸髄損傷の受傷を否認し事故後約2年4ヶ月で症状固定と認定した
  3. 30歳代男子給与所得者のTFCC損傷による左手関節痛を自賠責同様12級13号認定し10年間14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  4. 42歳男子原告の左肩関節機能障害はゴルフスイングを撮影した動画を見ても周囲のゴルファーと比較してコンパクトなスイングから左肩の可動域制限を否定できないと自賠責同様12級後遺障害を認定した
  5. 自転車に搭乗して停止中にY乗用車との衝突回避のために身体を捻り受傷したとする58歳女子X主張の12級胸腰椎部運動障害及び肩関節機能障害を否認し因果関係のある治療期間を6ヶ月間と認定して2割の素因減額を適用した
  6. Y車両に追突された第1事故から約5ヶ月後のZ車両に追突された第2事故でY及びZの共同不法行為を否認し第2事故以降分の損害については寄与度に応じて割合的に算定するとしてY2割、Z8割の寄与度割合で認定した
  7. 青信号交差点の横断歩道を横断中に右方から左折してきた被告乗用車に衝突された原告自転車に安全確認不十分から1割の過失を認定した
  8. 対向センターオーバー被告乗用車との衝突を避けるため警笛を吹鳴等せず対向車線に進出した原告個人タクシーの退避行動に責められるべき点は認められないとし被告車の一方的過失を認定した
  9. 優先道路を直進中に劣後道路から早回り右折した被告原付自転車に衝突された原告自動二輪車は制限速度時速40`bを超過して走行したとし5%の過失を認定した
  10. 自転車で走行中に被告所有道路の陥没に前輪を落とし転倒して受傷したとの原告の主張及び供述はその全体が事故を偽装した虚偽である可能性を否定し難く、事故が発生したと認めるのは困難として請求を棄却した
  11. X所有建物の全焼による共済金等請求はXには経済的には困窮していないが動機があり火災時の行動は不自然で火災の発生を予め知っていた等からXらにより敢行した故意放火であるとして請求を棄却した
2103号(令和4年2月10日発行)
  1. 乗用車で停止中に追突された34歳男子主張の9級高次脳機能障害は意識障害なく脳に器質的損傷を示す客観的所見等が認められないと否認、11級主張の胸椎椎間板ヘルニアの受傷も認められないと後遺障害の残存を否認した
  2. 46歳男子の左下肢痛を自賠責同様7級4号CRPSと認め12級13号右下肢痛と併せ併合6級後遺障害を認定し、症状固定後14年間につき日額4,000円、以降平均余命の21年間につき日額5,000円で将来介護費を認めた
  3. 21歳女子原告主張の右足関節機能障害等は原告を診察した医師の測定値は信用できると自賠責同様併合7級認定しセンサス女性同学歴全年齢平均を基礎収入に44年間56%の労働能力喪失で逸失利益を認めた
  4. 30代専業主婦の全長44.5abの右上肢瘢痕を自賠責同様14級4号認定し就職の予定はなく醜状障害が労働能力に直接的な影響を及ぼすおそれは認められないと後遺障害逸失利益の発生を否認した
  5. 59歳男子無職主張の10級11号右肩関節機能障害は改善傾向にあったが症状固定4年以上経過後に悪化等から自賠責同様12級6号認定し就労の蓋然性を認められないと後遺障害逸失利益及び休業損害の発生を否認した
  6. 66歳女子主張の頸部痛等併合11級後遺障害は12級13号を含め何らかの後遺障害が残存したとは認められないと否認し、脊柱管狭窄症等の既往歴から8割の素因減額ないし寄与度減額を認定した
  7. 乗用車で駐車中に後退してきた被告乗用車に衝突された原告主張の頸椎捻挫及び腰椎捻挫等の傷害は本件事故態様から不自然ではなく、症状の経過等からみても傷害を負ったことに整合すると事故との因果関係を認めた
  8. 同一方向進行中のA原付自転車と右前方直進被告乗用車の接触死亡事故で目撃証言等からA車が被告車の左直近通過中に接触させたと認め被告車の自賠法3条免責を認定した
  9. 自動二輪車で被告管理の山道を走行中に道路の亀裂によって転倒受傷したとする原告主張の事故状況は不自然かつ不合理なもので亀裂が原因で本件事故が発生したとは認められないと原告の請求を棄却した
  10. 対向車両との衝突を避けて原告車両が電柱に衝突したとの本件事故は電柱との衝突回避措置が認められず、保険金取得の動機が存する経済状況等から原告の故意により生じたと請求を棄却した
  11. モーターボートに乗船しようと船尾のラダーを登っているまたは甲板に立っている状態で急発進されスクリューに接触し受傷した原告は免責条項の「被保険船舶に搭乗している者」に該当すると認め保険金請求を棄却した
2102号(令和4年1月27日発行)
  1. 45歳女子主張の9級低髄液圧症候群は検査所見認められずブラッドパッチによる症状改善も認められないと発症を否認し、11級脊柱変形及び12級両肩関節機能障害の残存も否認して自賠責同様14級9号後遺障害を認定した
  2. 23歳女子主張の9級脳脊髄液減少症の発症は各検査の画像所見及び起立性頭痛は認められずブラッドパッチ治療の効果も限定的として発症を否認した
  3. 自賠責12級7号右膝関節機能障害等併号11級後遺障害を残す20歳男子医療技術専門学校生の逸失利益をセンサス男子大卒全年齢平均を基礎収入に67歳まで20%の労働能力喪失で認定した
  4. 自賠責11級4号歯牙障害を残す22歳男子学生の後遺障害逸失利益を歯牙障害が11級の労働能力喪失に直結しないとセンサス男子全年齢平均を基礎収入に43年間5%の労働能力喪失で認定した
  5. 自動二輪車を運転停止中に後続乗用車に追突された61歳男子のPTSDの発症を否認し、左右上肢しびれ、左下肢醜状等から併合14級後遺障害を認定した
  6. 原付自転車を運転走行中に加害者不明の追越車両に接触されて転倒した50歳女子の頸部痛を労災同様14級認定し、既往の椎間板変性等から2割の素因減額を適用した
  7. 頸椎捻挫等から自賠責14級9号認定を受ける34歳女子は誇張して説明する傾向にあり自覚症状も誇張されたものと考えられ事故約半年後にサーフィンを再開からも後遺障害逸失利益の発生を否認した
  8. Vの施術費を支払った甲損保のY整骨院に対する不当利得返還請求は調査日にVの通院認められずYが作成した施術費明細書の記載等は信用できないとYの不正請求を認め甲損保から受領した保険金の4分の3の返還を認容した
  9. 自動二輪車で信号待ち停車中にY貨物車にクリープ現象で追突された30歳代男子Xの頸椎捻挫等の受傷を認め、検査画像や行動調査等から後遺障害の残存を否認し、Xの甲損保に対する支払保険金の不当利得返還義務を認めた
  10. 大型信号交差点で先行転回被告大型バスに衝突された後続右折原告乗用車の過失を1割と認定した
  11. 原告会社の従業員が荷下ろし中にダンプセミトレーラを横転させ全損になったとの保険金請求は荷台の仕様変更は「法令により禁止されている改造」に当たり、ダンプ装置が「部分品」に当たると免責条項により請求を棄却した
  12. 男子会社代表取締役Aが乗用車を運転して岸壁から海中に転落して死亡はEDRの解析結果やAを取り巻く極めて厳しい経済状況等から自らの意思に基づく故意事故と認定し偶発的な事故の発生を否認して保険金請求を棄却した
  13. Xが被保険車両でBを受傷させた本件事故に関しXと甲損保の間で示談等の代行業務に係る委任契約の成立は認められず、甲損保が収集した本件資料は自己の業務として行った等から収集した資料全てについてXに開示する義務はないと否認した
2101号(令和4年1月13日発行)
  1. 右大腿切断等から併合1級後遺障害を残し施設に入所する65歳男子の将来介護費を日額1万1,570円で平均余命まで認め、糖尿病による素因減額を15%と認定し休業損害及び後遺障害逸失利益への適用は否認した
  2. 停車中に追突された61歳女子主張の本件事故による既往の脊柱側弯症の悪化を否認し12級13号腰痛の残存も否認して自賠責同様14級9号頸部痛を認定した
  3. 40歳代女子主張の脳脊髄液減少症は画像診断基準に該当する画像所見の指摘なく、髄液圧等の検査結果も低髄液圧症の「疑」所見に該当しないと発症を否認し、頸部痛及び頭痛の14級9号後遺障害を認定した
  4. 自賠責12級14号顔面醜状等併合11級を残す19歳女子接客業の後遺障害逸失利益を就労に具体的な影響を与える等からセンサス女子全年齢平均を基礎収入に67歳まで20%の労働能力喪失で認定した
  5. 自賠責11級7号脊柱変形障害を残す74歳男子は本件事故前から腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症に伴う腰痛を訴え整形外科に通院していた等から14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  6. 14級9号頸部痛を残す従業員4名の51歳男子原告会社代表取締役の後遺障害逸失利益を役員報酬の8割を基礎収入に67歳まで5%の労働能力喪失で認め、経済的に同一であったとは認められないと原告会社の営業損害を否認した
  7. 乗用車で駐車中の31歳女子が軽微衝突された第1事故及び約1年4ヶ月後の第2事故による受傷を認め、各衝突の衝撃が大きいものとは到底考えられないと後遺障害の残存を否認した
  8. 空調設備の取付工事等を行う1人親方の48歳男子Xの基礎収入をX主張のセンサス男性同年齢平均を否認し、年収240万円程度と認め休業損害を認定した
  9. 警告措置も講じないまま駐停車禁止の地下トンネル内に駐車中の被告大型貨物車に追突したA自動二輪車の過失を45%と認定した
  10. 運転代行随伴車両の助手席同乗中に自損事故で死亡した64歳男子Aはシートベルトを装着していれば損害がより軽微にとどまったとは認められないとAの過失を否認し、相続人Xらが受領した共済死亡給付金は損益相殺の対象にはならないとした
  11. X会社がY会社に提供した代車の本件事故と相当因果関係のある期間はX会社が代車返還を求める意思を明確にした日までとし、以降の代車利用は因果関係が認められないとX会社の不当利得返還請求を認容した
  12. 84歳女子Xが所有し子のZと同居する本件建物の全焼は生計を一にするZが共済金を支払わせることを目的に発生させたとZらの故意放火を認定し、本件約款の「重大事由による共済契約の解除」を適用して請求を棄却した

自保ジャーナル購読の申込み

消費税について 各商品の価格は消費税込の料金で表示しております。
お支払いについて お支払方法は、銀行振込、郵便振替、もしくは現金書留で事前に当社宛てに料金をご送付頂く方法があります。特にご指定ない場合は「郵便振替」用紙を商品に同封しますので、後日商品と郵便振込用紙がお届けになった際、お近くの郵便局にて、代金をお支払いください。