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日頃よりご愛読賜り厚く御礼申しあげます。
新聞「自動車保険ジャーナル」は2010年1月より、週刊で発刊しておりました従来の冊子形式(B5版24頁)の新聞を、月2回(2,4週発行)で発刊する雑誌形式(B5版200頁程度)の判例雑誌「自保ジャーナル」に生まれ変わりました。

雑誌形式への改訂の主旨と致しまして、冊子では抜粋であった判決文の全文掲載を行うと共に、掲載事案数を増やして情報の充実化を図ります。
更に、サマリーに各事例に対する比較検討事例(同類又は対比事例等)や、損害賠償実務者の留意事項等を取り入れ、より一層分かりやすい裁判事例の掲載に努めてまいります。
今まで同様、交通事故民事訴訟に特化した掲載は変わりませんが、更に一般賠責や火災事故など、訴訟の情勢から、読者の皆様に関心が高いと思われる損害賠償事件についても幅広く掲載してまいります。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒宜しくお願い申しあげます。

 


 
各号内容紹介(ご覧になりたい号数をクリックすると開きます)
2121号(令和4年11月10日発行)
  1. 42歳男子主張の1級1号高次脳機能障害及び脳脊髄液減少症は認知障害や人格変化等認められず高次脳機能障害を否認し各診断基準が重視する要素を満たしていないと脳脊髄液減少症を否認して事故約半年で症状固定と認定した
  2. 事故約9ヶ月後に肝癌で死亡の64歳男子Aの右寛骨臼骨折は治療の際にMRSAに院内感染する危険性が現実化して1級高次脳機能障害に至ったと事故との因果関係を認め、Aの死亡は予測できないと10年間の逸失利益を認定した
  3. 自賠責同様12級6号左肩関節機能障害を残し減収のない男子みなし公務員Xの後遺障害逸失利益を将来にわたって減収がないとも限らないとX主張額を基礎収入に10年間8%の労働能力喪失で認定した
  4. 減収のない29歳男子会社員主張の右肩腱板損傷による12級13号右肩関節痛を認定し労働能力に与える影響は限定的であることから10年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  5. 59歳男子主張の14級9号左上肢痛等及び25歳女子主張の14級9号腰部痛等はドライブレコーダーの車内映像からも重度のむち打ち症状が生じるような衝撃とは認め難いと治療期間を事故後3ヶ月と認定し後遺障害の残存を否認した
  6. 被告乗用車に衝突され路上に投げ出された64歳主婦Aを十分に確認せず一時停止後に再発進させた被告車が轢過し約1時間後に死亡させたことからAの死亡慰謝料2,800万円、夫240万円、子3名各120万円の固有慰謝料を認めた
  7. 積雪状態の信号交差点で対向早回り右折Y乗用車に衝突された直進X乗用車の過失を1割と認定した
  8. 片側2車線道路の左側路肩から発進して転回してきた対向被告乗用車に衝突された3ヶ月前に購入の原告外国製乗用車の過失を15%と認定し、財産的損害の賠償とは別に慰謝料を認めるべき事情はないと物損慰謝料を否認した
  9. 第1車線を走行中に左前方のタクシーレーンに停車中の被告タクシーが第1車線に進入してきて衝突された原告原付自転車の過失を5%と認定した
  10. 信号のない丁字路交差点での直進原告乗用車と左方の突き当たり路から一時不停止で減速せず進入してきた被告乗用車との衝突は被告車の過失は著しいと原告車の過失を5%と認定した
  11. 青信号交差点を徐行義務違反で右折してきた対向被告原付自転車に衝突された直進原告自動二輪車には減速等せず直進進行した過失があると1割の過失を認定した
  12. 被告ロードサービスがタイヤを装着した状態で原告車のパンク修理を行った後の脱輪事故はBからボルトを外したことや自分でタイヤ交換を試みたことを聞いていない等から被告にはボルトの締まりを確認すべき特段の事情もなかったと本件事故責任を否認した
  13. 午前3時頃にX車両を運転して直線道路の左側壁に走行不能になるほどの衝突は友人との食事の事実を秘していたことから焼肉店で飲酒をしなかったというXの主張等は信用できないとXの酒気帯び運転を認め保険免責を認定した
  14. 慢性腎不全で死亡した被告介護老人保健施設に入所していた88歳男子Aに対し被告がAの腎機能障害を的確に診断し腎機能の悪化を防止する注意義務違反やAが施設入所に当たっての被告の説明義務違反等を否認し請求を棄却した
2120号(令和4年10月27日発行)
  1. 56歳男子主張の9級10号脳脊髄液漏出症は脳脊髄液の漏出を裏付ける異常所見は認められず起立性頭痛の発症もない他ブラッドパッチの効果も限定的等から否認し14級9号頸部痛等を認定した
  2. 自賠責14級9号認定の頸部痛及び両上肢しびれ等を残す57歳男子は本件事故により脊髄が圧迫され頸椎症性脊髄症の急性増悪又は中心性脊髄損傷疑いの脊髄症状が生じたと事故との因果関係を認め12級13号後遺障害を認定した
  3. 事故後増収しているフルタイム就労の29歳兼業主婦主張の8級7号右膝動揺関節を否認し自賠責同様10級11号右膝関節機能障害を認め事故翌年の実収入を基礎収入に67歳まで20%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  4. 糖尿病等の既往症を有する63歳男子無職主張の2級1号視力低下は外傷を原因とするとは考えにくいと本件事故との因果関係を否認し、賃金収入を得る蓋然性は認められないと後遺障害逸失利益の発生を否認した
  5. 助手席同乗中にセンターラインオーバーの被告乗用車に衝突され横転した30歳代女子主張の7級4号PTSDは衝撃は強くなく生命の危機はなかったと14級非器質性精神障害を認定し10年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認めた
  6. 路上で佇立中にY乗用車の左後輪に右足を轢過されたとする男子Xは小指以外の4指に傷害は生じておらず疼痛すらなかった等からXの右足がY車の左後輪に轢過されたとは考え難いと本件事故の発生を否認した
  7. 乗用車で駐車中に後退してきたY乗用車に衝突された女子X主張の頸椎捻挫等は根拠となる証拠は信用性や証明力に疑問がある上、本件事故とは別の要因により痛みを感じている可能性等からも本件事故による受傷を否認した
  8. 店舗駐車場で停車中に後退してきた被告貨物車に衝突された女子原告主張の頸椎捻挫等の症状は原告の供述の信用性は低い等から本件事故による原告の受傷を否認した
  9. 乗用車を駐車中に後方から後退してきた被告乗用車に衝突された男子原告主張の14級9号頸項部痛及び同腰部痛は衝撃は軽微で外傷性の所見も一切なく症状は専ら原告の主訴に基づく等から本件事故による受傷を否認した
  10. 丁字路交差点を右折後に路外施設に右折進入する際、後続の速度超過Y乗用車に衝突されたX乗用車の過失を55%と認定した
  11. 被告の本件事故時の被告車の使用は一時的な使用とはいえず本件他車運転特約の常時使用する車両に該当する上、使用者の業務のために被告車を運転中に本件事故を発生させたと原告の乙損保に対する直接請求権を否認した
  12. 店舗地下駐車場坂道を下ったところで原告乗用車のフロントスポイラー下部等を損傷したとの主張は本件事故が発生したと認めることはできないと否認し、本件坂道の設置の瑕疵も否認した
  13. Bの運転する自動二輪車に同乗しガードパイプ等に衝突して死亡した27歳男子AはBの飲酒状況を認識していた上、B車に同乗することを思いとどまることは容易であった等からAの重過失を認め保険免責を認定した
  14. 被保険車両を運転中の男子Xが落としたタバコを拾おうとして運転操作を誤り標識支柱に衝突して損傷したとする本件事故はXが保険金を得る目的で敢えて生じさせた故意事故と認定し保険金請求を棄却した
2119号(令和4年10月13日発行)
  1. 最高裁は被害者の有する直接請求権の額と労災保険給付を行って国に移転した直接請求権の額の合計額が自賠責保険金額を超える場合であっても自賠責保険会社が国に対してした損害賠償額の支払は有効な弁済に当たると認定した
  2. 原付自転車で走行中に対向右折乗用車に衝突された50歳代男子主張のPTSDの発症を否認し、12級7号左股関節機能障害も認められないとして本件事故による後遺障害の残存を否認した
  3. 積荷を支えていた際にフォークリフトに衝突された64歳男子主張の7級4号PTSDは本件事故の再体験及び回避行動認められず、覚醒亢進症状も事故約7ヶ月経過後等から本件事故による発症を否認した
  4. 玉突き事故の3台目に停止中の21歳男子の整骨院治療費はエアバッグが作動せず衝撃の程度は大きかったとは認め難く、医師の指示を受けていない等からも必要性・相当性に疑問があると5割の範囲で整骨院治療費を認定した
  5. X貨物車で走行中に並走するY自動二輪車に衝突された46歳男子X主張の14級9号頸部痛及び左膝痛等の残存はXの身体に大きな衝撃が加わったとは考えにくい等から本件事故による後遺障害の残存を否認した
  6. 49歳男子トラック運送業の自賠責14級9号認定の左鎖骨部痛等を12級13号認定し10年間14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  7. 女子原告の労災12級認定の左上肢痛等を事故後約10ヶ月で症状固定とし神経学的所見及び画像所見に明らかな異常所見は認められないと14級9号認定した
  8. 50歳代女子主張の12級7号左膝関節機能障害及び12級13号左膝痛の症状は変形性膝関節症の進行であることが強く窺われると本件事故による左膝の受傷を否認した
  9. 14級9号右足関節痛等を残す39歳男子求職中の後遺障害逸失利益を本件事故当時無職で稼働歴が判然としない等から症状固定後2年間は収入を得る見込みがなかったと3年間5%の労働能力喪失で認定した
  10. 自賠責14級9号頸部痛を残す64歳男子会社員の後遺障害逸失利益を当初の2年間は逸失利益が生じていないと事故時年収を基礎収入に3年間5%の労働能力喪失で認定した
  11. 停車中に被告乗用車に軽微接触された男子原告主張の頸椎捻挫は身体に加わった衝撃は極めて軽微で本件事故の通院日が前事故の通院日と重複している上、他覚所見が認められない等から本件事故による受傷を否認した
  12. 時速130`b走行の対向直進被告乗用車に衝突された定員2名に3名乗車して右折中のV乗用車の過失を30%と認め、助手席足元にシートベルトせず座っていたV車同乗のA固有の過失を15%と認定した
  13. 路肩停車後に急発進して原告大型貨物車に衝突した男子Yにはてんかん発作の予兆を認識も再度Y車を発進させた点に不注意があり、Yは過失により一時的に責任能力を欠く状態を招いたと不法行為責任を認定した
  14. 原付自転車で走行中に道路の凹凸部分にハンドルを取られ転倒したとの主張は本件凹凸はバス停に発着するバスの左後輪でできた窪みと考えられバランスを崩して転倒するとは考え難いと被告市の本件道路の管理瑕疵を否認した
2118号(令和4年9月22日発行)
  1. 20歳女子の自賠責7級4号認定の高次脳機能障害を明確に裏付ける所見はない上、認知障害、行動障害、人格変化等が残存しているともいえず、症状経過も一般的経過と整合しない等から高次脳機能障害の発症を否認した
  2. 37歳女子主張の労災12級認定脳脊髄液漏出症は起立性頭痛はうかがわれず、画像所見があるとはいえない上、4回のブラッドパッチも治療効果が認め難い等から脳脊髄液漏出症の発症を否認した
  3. 8級脊柱変形の既存障害を有し本件事故で6級脊柱変形障害を残す事故後増収している79歳女子薬局経営の後遺障害逸失利益を5年間5%の労働能力喪失で認定した
  4. 約10年前に14級9号頸部痛等を残す本件事故で2度の異議申立ても自賠責非該当の29歳女子主張の14級9号頸部痛等は一貫して頸部の痛みを訴えリハビリを受けているものの改善傾向にない等から14級9号後遺障害を認定した
  5. 55歳男子会社員主張の10級10号右肩関節機能障害を12級6号認定し65歳までは事故前年年収、以降70歳まではセンサス男性大学・大学院卒・同年齢平均を基礎収入に20%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  6. 乗用車で走行中に被告乗用車に追突された50歳代男子原告X主張の14級9号頸部痛・両上肢しびれ等は本件事故前後で画像所見に変化がないことから既存の頸椎症性脊髄症が悪化したとは認められない等とし、本件事故による後遺障害の残存を否認した
  7. 車両同士のすれ違いの際の軽微接触による男子Xの頸椎捻挫等の受傷は不意を突かれた事故とは異なる上、Xはプロの格闘家で外力に対する抵抗力が通常の者より強い等からも通院を要する傷害を負ったとは認められないと否認した
  8. 自転車搭乗中に被告車両に追突され死亡した15歳女子Aの慰謝料を事故後の被告の態度から遺族らが峻烈な感情を抱くのはもっともで相当高額な慰謝料をもって慰謝されるべきであると計3,220万円の慰謝料を認定した
  9. 高速道路渋滞停止中に玉突き追突されたとのXの主張はドライブレコーダー及びEDR等からY車がX車に追突し、その後、W車がY車に追突したとX主張の事故態様を否認し、Y車及びW車の過失割合を双方5割と認定した
  10. 中央線のない幅員5b道路の中央付近で対向被告普通貨物車に正面衝突された原告原付自転車は被告がハンドルを右に切っていることから道路中央付近の右側を走行していたと認め、原告原付自転車に6割の過失を認定した
  11. 青信号横断歩道を直進中のX自転車と対向右折被告自動二輪車の衝突でXは対向方向の確認を怠った過失の他、X自転車のペダル操作によって減速・停止する仕組みが事故の際に全く影響がなかったとはいい難いと1割の過失を認定した
  12. 中央線のない左カーブ狭路での原告自動二輪車と道路中央を越えて走行してきた対向被告自動二輪車の接触は専ら被告の過失により発生したとして原告車の過失を否認した
  13. 本人限定の運転者限定特約が附帯されているZ乗用車を無免許のYが運転中の事故は助手席のZ本人が運転に関与したとは認められず、本件事故は専らYが操作して発生させたと乙損保に対する請求を棄却した
  14. 青信号交差点を乗用車で進行して交差点内で停止したところB自動二輪車に追突された男子会社員原告の事故態様に係る供述は信用できない上、異常というほかない多数の事故による保険金受領歴等から原告の故意事故を認定した
2117号(令和4年9月8日発行)
  1. 11歳男子主張の12級脳脊髄液減少症及び同頭部外貌醜状による後遺障害の残存を否認し自賠責同様14級頸部痛等を認めセンサス男女計全年齢平均を基礎収入に67歳まで5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  2. 71歳女子の自賠責9級認定の顔面瘢痕は傷跡の残存が認められないと否認し同10級左母指機能障害等の併合9級を認めセンサス女性学歴計70歳以上平均を基礎収入に9年間35%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  3. 自賠責12級14号後頭部外貌醜状及び同12級13号脳挫傷痕から併合11級を残す4歳女児の後遺障害逸失利益を労働能力に影響を与えるものとは認められないと否認した
  4. 41歳男子主張の右頸部痛等を他覚的所見に裏付けられた証明可能な神経症状として12級13号認定し、既往症の頸椎椎間板ヘルニアは経年変性の域を超える病的なものと5割の素因減額を適用した
  5. 73歳男子Aが自転車搭乗中に被告乗用車に衝突され外傷性脳出血疑い等の傷害を負い約2ヶ月後に誤嚥性肺炎で死亡は内科的な要因の可能性が十分あるとし本件事故との因果関係を否認した
  6. 事故後増収の36歳男子主張の10級10号右肩関節機能障害は器質的損傷があったとは考えにくいと12級13号右肩痛を認定し職場も負担を軽減する配慮等から10年間9%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  7. 60歳代女子主張の12級腰部から右大腿部痛及び14級頸部痛から右上肢のしびれ等は本件事故以前から既に存在していた症状として本件事故による後遺障害の残存を否認した
  8. 原告車の屋根に上がって作業中の23歳男子原告が転落して受傷は対向被告車の接触によるものと認め、センサス男性学歴計同年齢平均を基礎収入に事故から77日間100%、以降89日間50%の労働能力喪失で休業損害を認定した
  9. 乗用車で停止中に側道から右折進入してきた被告乗用車に衝突された男子原告の治療期間を事故後約3ヶ月間と認定し、事故当日病院を受診せず翌日仕事に従事している等から休業損害の発生を否認した
  10. 制限速度50`bの信号交差点を右折中に時速140〜150`bで直進進入してきた対向Y自動二輪車に衝突された原告軽自動車にY車が高速度で進行してくることを予見し回避することは困難であると25%の過失を認定した
  11. 合図と同時に車線変更した被告乗用車に衝突された原告乗用車に車載テレビ受信中を考慮して1割の過失を認定した
  12. 乗用車で走行中に中央線を越えて進入してきた対向Y軽乗用車のドアミラーに接触された夫婦で多数の保険金請求歴のある女子Xの故意による事故招致を否認し、直ちに人身事故を生じさせる事故態様とは認められないとXらの受傷を否認した
  13. 店舗駐車場内を歩行中に後退してきた被告乗用車に接触されて受傷したと主張する原告親子らの供述は信用できず、過去の多数回の交通事故歴の説明を避けている等からも原告の故意事故を認定し請求を棄却した
  14. 時価額1,480万円主張の希少な外国製原告車両は一般的な中古市場の形成は認められず、入手から約13年が経過等から取得時の約3分の1に当たる200万円を時価額を認定した
  15. 原告乗用車が自宅車庫に駐車しようとして自宅付近のガードレール等に接触して損傷したとの車両保険金請求は原告主張の事故態様で損傷が発生したと認めることは困難である等とし請求を棄却した
2116号(令和4年8月25日発行)
  1. 中心性頸髄損傷から自賠責9級排尿障害を残す43歳男子の本件事故と排尿障害との因果関係を否認し脊柱運動障害の残存も認められないとして12級頸部痛等を認定した
  2. 75歳男子主張の本件事故と左大腿骨頭壊死症との因果関係を認め10級11号左股関節機能障害を認定し、臼蓋形成不全と相まって変形性股関節症が進展し左股関節の症状が発症したと3割の素因減額を適用した
  3. 46歳女子の自賠責5級2号認定の後遺障害は本件事故による頸椎椎間板ヘルニア及び頸髄損傷は認められず事故後も約42%の収入額を確保している等から7級後遺障害を認定し頸椎症性脊髄症により6割の素因減額を適用した
  4. 72歳男子主張の右膝人工関節置換術による8級7号右膝関節用廃及び10級8号右下肢短縮等の併合6級後遺障害を右下肢短縮を含めて10級11号右膝関節機能障害と認め、自賠責同様併合10級後遺障害を認定した
  5. 38歳男子主張の非骨傷性頸髄損傷による7級4号四肢麻痺等の併合5級後遺障害は神経学的所見等に異常は認められない等から本件事故での非骨傷性頸髄損傷の発症を否認し自賠責同様併合14級左上下肢痺れ等を認定した
  6. 男子原告を線維筋痛症と診断した医師はガイドラインを適切に当てはめたものとはいい難い等から本件事故において受傷機転があったとは認められないと線維筋痛症の発症と本件事故との因果関係を否認した
  7. 22歳男子の自賠責12級6号左手関節機能障害等併合12級認定の後遺障害を否認し、後遺障害等級には該当しないが左手関節の可動域制限が一定程度残存していると後遺障害慰謝料100万円を認定した
  8. 原付自転車で走行中に被告自転車に接触され転倒した44歳女子原告主張の11級7号頸椎変形、同第12胸椎くさび形変形、12級13号腰痛等の併合10級後遺障害を否認し14級9号腰痛・臀部痛を認定した
  9. タクシー運転中の57歳男子X主張の急ブレーキにより受けた衝撃は通常のブレーキで生じる程度のものでボウリング大会に出場等からも本件非接触事故での左肩腱板断裂等の傷害を否認した
  10. タクシー乗車中に軽微接触され頸椎捻挫等から自賠責14級9号認定を受ける40歳代男子は1年間もの通院治療を経ても自覚症状が不変で心因性の症状が疑われる等から本件事故による受傷を否認し後遺障害の残存も否認した
  11. バス停留所付近の歩道で佇立中に所持するバッグが被告バスに接触された原告兼業主婦主張の左肩腱板断裂を否認し左肩関節捻挫等を認め、就労制限ない等から休業損害を否認した
  12. 右ドアミラー同士の軽微接触で助手席同乗中の21歳男子原告主張の頸椎捻挫及び腰椎捻挫はドアミラーに加わった衝撃自体が強度でない上、原告に受傷するほどの衝撃が加わったとは認められないと本件事故による受傷を否認した
  13. 交差点先で車線が狭まる道路で左側から追越中に転倒し並走中の被告大型貨物車に轢過されたA自動二輪車がガードレールに衝突して被告車側に倒れ込むことまで予見すべきとは認められないと被告車の過失を否認した
  14. 歩道上を自転車で走行中に被告自動車が路外に左折進入してきたため転倒し受傷したとする27歳男子原告の供述は事故が真正なものであることを強く疑わせ、過去に10回の交通事故による金員受領等からも故意事故と認定した
2115号(令和4年8月11日発行)
  1. 54歳女子の自賠責7級4号高次脳機能障害を事故前と同程度の給与を取得し一般の職員として稼働等から9級10号認定し、12級嗅覚障害を伴う併合8級後遺障害逸失利益を67歳まで35%の労働能力喪失で認めた
  2. 男子原告主張の脳脊髄液漏出症は起立性頭痛認められず画像所見の裏付けもない等から否認し、頭部ジストニアは発症機序が明らかではないと否認した
  3. 20歳代男子主張の13級11号胸腹部臓器機能障害はステントグラフト挿入による後遺障害とは認められず、12級7号左膝関節機能障害は可動域角度が制限されているとは認められないと後遺障害の残存を否認した
  4. 自賠責非該当も34歳女子主張の12級7号右股関節機能障害を右股関節唇損傷から12級13号右股関節痛と認めセンサス女性全年齢平均を基礎収入に10年間14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  5. 32歳男子会社員の頸椎捻挫及び腰椎捻挫等を自賠責同様併合14級と認め明らかな減収は生じていないと事故時実収入を基礎収入に5年間3%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  6. 4台が絡む玉突き追突事故の先頭乗用車の運転者男子X主張の腰・頸部痛等による併合12級後遺障害を違和感に過ぎず生活に支障はない等から否認し同乗者の頸・背部痛等の後遺障害の残存も否認した
  7. 駐車自転車に衝突した被告タクシーに乗車中の39歳男子主張の頸椎椎間板ヘルニアの発症を急ブレーキで下半身が座席から離れず頸部の過伸展・過屈曲が認められないと否認し頸椎・腰椎部挫傷等の受傷も否認した
  8. 道路左側を走行中のA自転車がY自動二輪車と接触して後方から転倒滑走してきたZ自動二輪車に衝突され死亡はY及びZの共同不法行為責任を認め左側からY車を追い越そうとした等からZ車の過失を3割と認定した
  9. 右折矢印信号から黄色信号に変わった直後の右折進入中に左方から青信号で直進してきた被告貨物車に衝突された原告乗用車は速やかに右折を終えるようなアクセル及びハンドル操作を怠ったと4割の過失を認定した
  10. 夜間自動車専用道路で走行車線にはみ出して路側帯に停車中に追越車線から車線変更してきた後続Y事業用貨物車に衝突されたX事業用貨物車はハザードランプを点灯しはみ出しによる車道閉塞も大きくなかったとし1割の過失を認定した
  11. 青信号直進被告原付自転車に衝突された赤信号横断歩道の端から約10b先の車道上に佇立中の90歳女子原告の過失を7割と認定した
  12. 外国製乗用車の代車使用期間73日間全てが修理に必要な期間とは認められないと63日間を認め、代車費用は修理等のために生じた車両の利用に対する応急措置的な性質を有すると日額1万円で認定した
  13. 被保険X自動車が走行中に小動物を避けてガードレールに接触し道路脇の水田に落下して損傷したとする保険金請求は運転者が意図的に行ったとXの故意事故を認定し、乙損保の調査会社に要した調査費用を認容した
2114号(令和4年7月28日発行)
  1. 46歳男子主張の3級3号後遺障害は意識障害認められないと頭部外傷を否認し神経学的異常所見等なく医学的にも説明困難と左半身運動麻痺及び歩行障害等を否認し、高次脳機能障害及びPTSDの発症も否認して14級9号頸部痛等を認定した
  2. 45歳男子主張の7級脳脊髄液漏出症は起立性頭痛認められずブラッドパッチの効果もない等から各診断基準に照らしても事故との因果関係は認められないと否認し14級9号頸部痛を認定した
  3. 48歳男子の自賠責10級10号左手関節機能障害は伸展及び屈曲の合計値が健側の可動域の2分の1以下にも4分の3以下にも制限されていないと12級13号左手痛を認定し10年間14%、その後7年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認めた
  4. 右肩鎖関節脱臼から自賠責12級6号右肩関節機能障害及び同12級5号右鎖骨変形障害の併合11級後遺障害を残す37歳男子の肩可動域測定値は直ちに信用できないと右肩関節機能障害の残存を否認した
  5. 40歳代男子パートの左肩関節可動域制限はリハビリが不十分で拘縮が生じた等から労災10級認定の左肩関節機能障害を否認し14級9号左肩痛を認め実収入を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  6. 車両重量約12dのX大型貨物車を運転して停車中にY普通乗用車に追突された衝撃が微弱であったと断定することはできないとXの頸椎捻挫の受傷を認定した
  7. 進路変更してきたY乗用車に衝突された30歳男子Xが運転し従業員らが同乗する貨物車への衝撃は小さく、Xらが受傷を訴える部位及び通院治療の経過は全員ほぼ一致していて不自然である等からXらの受傷を否認した
  8. 自転車に搭乗中に乗用車に衝突された男子主張の労災14級認定の頸部・腰部及び右上肢疼痛は他覚的所見なく症状固定前に症状の出現頻度が減っていることから後遺障害の残存を否認した
  9. 54歳男子の整骨院での施術は担当医師は整形外科での治療を継続するよう指示していた等から必要かつ相当なものとは認められないと事故との因果関係を否認した
  10. 深夜、横断歩道上の車道端に座り込んで被告タクシーに衝突された19歳男子原告の過失を5割と認定した
  11. 同一方向進行中の合図2秒後に車線変更した被告乗用車との衝突を避け左前方の駐車車両に衝突した原告自動二輪車は被告車の左後方至近距離を追従し高速度で駐車車両を右方から追い抜こうとしたとして6割の過失を認定した
  12. 片側1車線の時速30`b制限の山間道路のカーブ地点で対向センターオーバー被告大型貨物車に衝突された原告乗用車は最高速度を時速20`b以上超過したとし2割の過失を認定した
  13. 片側3車線道路の青信号交差点で対向右折待機車の右側からUターンしてきた被告普通貨物車に衝突された直進原告大型貨物車は本件交差点に加速して進入したとし5%の過失を認定した
2113号(令和4年7月14日発行)
  1. 5級2号高次脳機能障害主張の38歳男子の認知機能障害は一般就労を維持できないとまでは認められず、社会的行動障害が労働能力全体を大きく制限するとは認められないと自賠責同様9級10号高次脳機能障害を認定した
  2. 自賠責9級10号高次脳機能障害を残す89歳女子は認知機能改善され、認知・情緒・行動障害が社会生活等に与える影響は「年齢による機能低下と区別は困難」等から本件事故による高次脳機能障害の残存を否認した
  3. 自賠責14級9号認定の右小指用廃を残す16歳女子X主張のRSDの発症はXを診察した主治医の意見書は信用することができ、自賠責保険の認定基準の要件を満たしている等から12級13号RSDを認定した
  4. 10級11号右股関節機能障害を残すてんかん既往有する30歳女子会社員の逸失利益を若年者とはいえない等からセンサス女性全年齢平均を否認し事故前日額の年収換算額を基礎収入に27%の労働能力喪失で認定した
  5. 自賠責非該当の16歳男子主張の9級10号左不全麻痺等を14級9号認定しセンサス男性学歴計全年齢平均を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  6. X乗用車で停止中にY乗用車に追突され受傷したとするXはX車に加わった衝撃は軽微でXの供述等は時間を追うごとに衝撃が大きくなる方に内容が変遷している等からも受傷を否認した
  7. 男子原告主張の12級13号左肩関節痛及び12級6号左肩関節機能障害は他覚的所見に乏しいと否認し、14級9号頸部痛等は永続性を有するとは認められないと後遺障害の残存を否認した
  8. 本件事故1から本件事故2まで約1ヶ月、本件事故2から本件事故3まで約9ヶ月半以上の時間的間隔等から42歳男子主張の共同不法行為の成立を否認し、本件事故1及び本件事故2の消滅時効を認め、本件事故3の消滅時効を否認した
  9. 交差点付近の路外に右折青色矢印か赤信号で右折してきた対向被告貨物車に衝突された原告原付自転車は法定制限速度を超える時速40`bで漫然と直進し被告車の発見が遅れたと4割の過失を認定した
  10. 左方3b残して道路右側に停止後合図直後に左方に発進した被告タクシーの左側後部に衝突された後続原告自動二輪車に適切な回避措置を行うことが不可能とはいえないと1割の過失を認定した
  11. 圧雪道路の丁字路交差点を直進中のX車が左方路から進入してきた被告車との衝突を避けようと右にハンドルを切り対向車線に進入してZ車と衝突は被告車のX車に対する進行妨害は認められないと被告車の過失を否認した
  12. 原告駐車車両の開けた運転席ドアと後方から進行してきた被告大型特殊車の接触で接近する被告車を認識しながらドアを相当程度開けたまま乗車した原告車の過失を5割と認定した
2112号(令和4年6月23日発行)
  1. 労災9級認定の41歳女子主張の6級脳脊髄液漏出症は起立性頭痛の発現なく、画像所見も認められない他、6回のブラッドパッチも効果に疑問等から発症を否認し、自賠責同様併合14級後遺障害を認定した
  2. 60歳代女子主張の頸髄損傷による3級両上肢高度麻痺等は画像所見認められず症状経過等からも頸髄損傷を否認し両手重度麻痺等を残したとは認められないと後遺障害の残存も否認した
  3. 自賠責10級11号右股関節機能障害を残して復職し減収のない50歳女子派遣社員の後遺障害逸失利益を転職等の際に右関節可動域制限が一定の影響を与えることは十分考えられると20%の労働能力喪失で認定した
  4. 腰椎脊柱管狭窄症等の既往有する女子給与所得者の自賠責12級13号腰下肢痛等を14級9号認定し本件事故による現実の減収はないと逸失利益の発生を否認して5割の素因減額を認めた
  5. 乗用車で停止中に被告乗用車に時速55〜60`bで追突され50b以上先まで移動した41歳男子原告の本件事故と右膝前十字靱帯損傷との因果関係を否認し、本件事故と因果関係のある治療期間を6ヶ月間と認定した
  6. 頸部痛及び腰痛等の併合14級後遺障害を残す60歳代男子家事従事者の治療期間を事故後約6ヶ月間と認め、センサス女性全年齢平均を基礎収入に3年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  7. 妊娠29週の19歳主婦が乗用車同乗中にセンターラインオーバーの対向乗用車に衝突され胎児が死亡した慰謝料を入通院慰謝料とは別に400万円認定した
  8. 夜間、アイスバーン道路で先行自損事故のY普通貨物車を避け後方に停止したX乗用車に後続Z乗用車が追突後、後続V乗用車も追突した多重玉突き事故の原因を作出したY車に30%、X車に20%、Z車及びV車に各25%の過失を認定した
  9. 片側3車線道路の第1通行帯を走行中に路外駐車場進出のため第3通行帯から第2通行帯を横切り、第1通行帯を横切ろうとした被告乗用車に衝突された原告原付自転車に前方注視義務違反は認められないと原告車の過失を否認した
  10. 交差点で信号待ち停車中のX乗用車が右方路から赤信号進入の直進Z乗用車と左方路から右矢印信号進入の右折Y乗用車が衝突した衝撃で両車に衝突された事故でY車の過失を認めZ及びYの共同不法行為を認定した
  11. 被保険車両を運転中の原告が飛び出してきた小動物を避け窪地に転落して後遺障害を残したとする保険金請求は原告の供述等は信用し難く偶然に発生した事故とは認められないと請求を棄却した
  12. Y経営の障害者施設に入所する19歳男子Aのてんかん発作による窒息死はてんかん発作を予見させる状況があったとは認められずY側の対応に不適切な点はないとしてYの安全配慮義務違反を否認した
  13. 築約79年の本件建物の火災は偶然の出火が起きる可能性や第三者による放火の可能性は考えられない等からXらが意図的に発生させたと故意放火を認定し請求を棄却した
2111号(令和4年6月9日発行)
  1. 脊髄損傷等から手指巧緻運動障害及び歩行障害等の自賠責2級1号を残す男子原告は無改造の一般車両を運転して重量物である電動車椅子を自ら積み降ろし等からも本件事故による頸髄損傷を否認し後遺障害の残存も否認した
  2. 信号待ち停止中に被告乗用車に低速で追突された50歳男子主張の12級13号左手母指痛は本件事故による左手関節亜脱臼及び左手母指MP関節不安定症の発症は認められないと否認し14級9号後遺障害を認定した
  3. 自賠責併合14級後遺障害を残す66歳男子2社の代表取締役には本件事故による実際の減収は認められないと休業損害の発生を否認した
  4. 約5ヶ月前の前件事故で後遺障害診断を受けている30歳男子主張の14級9号右頸部から右肩痛の症状は前件事故での後遺障害の可能性が相当にあると本件事故による後遺障害の残存を否認した
  5. 信号待ち停車中に追突された38歳男子及び29歳女子の整骨院での治療は医師の指示に基づくものではなく、医師は明確に反対していた等から本件事故と整骨院治療費及び通院交通費との因果関係を否認した
  6. 高速道路料金所通過後の合流部分で合図せず右方に進路変更してZ大型貨物車と接触した衝撃で左方走行のV大型貨物車と接触したX乗用車の過失を6割と認定した
  7. 駐車場内の丁字路で右折禁止の突き当たり路から右折進入してきた被告乗用車に出合頭衝突された直進路進行の原告乗用車には徐行の標示違反があったと35%の過失を認定した
  8. 歩道を歩行中に台風の強風にあおられ車道に転倒しY運転の路線バスの後輪に右上肢を轢過された60歳代主婦には過失が認められYには過失が認められないことから被告市の使用者責任及び運行供用者責任を否認した
  9. WがY所有の乗用車を翌日返還の約束に反し6ヶ月間にわたり使用を継続しての本件事故はY車の運行は専らWが支配していて、Yは運行を指示、制御し得る立場になく運行利益も帰属しないとYの運行供用者責任を否認した
  10. Zの父が所有する車両をYが運転し横転されルーフに乗っていたAが転落して死亡した事案でZはYに対し本件車両の使用を黙示に承諾していたと認められるとして他車運転危険特約に基づく保険金請求を認容した
  11. オーディオ設置を依頼され預かった被告車両のエンジンが始動しない故障により被告に引き取りを拒否されて原告会社が賃借する駐車場に被告車を放置は本件土地の明渡しを認め、明渡し済みまで日額100円で保管料損害金を認定した
  12. 停止中のX乗用車にY乗用車の追突は事故前後の架電状況からもXとYの通謀又はこれに準じる何らかの協議が両者間でされていたとXとYが意を通じて生じさせた故意事故を認定し請求を棄却した
  13. X会社経営のホテルの全焼は廃業の可能性も考えられる経営状態等から実質的経営者Zには失火による火災を偽装して保険金請求をする動機が十分にあったとZらの故意放火を認定し請求を棄却した
2110号(令和4年5月26日発行)
  1. 34歳男子主張の併合11級高次脳機能障害及び脳脊髄液漏出症は脳萎縮や漏出等の画像所見は認められないと発症を否認し、めまい及び耳鳴り等の併合14級後遺障害を認め10年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認定した
  2. びまん性軸索損傷等から12級後遺障害を残す46歳女子会社員は転職し試用期間が延長される等の支障が生じているが本採用に至っている等から事故前支給額を基礎収入に67歳まで10%の労働能力喪失で逸失利益を認定した
  3. 自賠責12級13号両上肢痺れ及び同11級7号脊柱変形を残す39歳男子の後遺障害逸失利益を労働能力喪失の影響を受けずに推移する可能性が高い等から症状固定後7年間は否認し以降の67歳まで27%の労働能力喪失で認定した
  4. 63歳男子原告の労災13級認定視力障害及び視野障害は既往症の糖尿病等による視力低下や視野狭窄の可能性から否認し12級調節機能障害は年齢的なものと否認して本件事故による後遺障害の残存を否認した
  5. 12級13号右膝痛等を残す66歳男子会社代表者の後遺障害逸失利益を事故前年収入を基礎収入に9年間14%の労働能力喪失で認定し、本件事故時に右膝変形性膝関節症の症状がなかったとは言い難いと5割の素因減額を適用した
  6. 佇立中に自転車に衝突され転倒し左大腿骨転子部骨折の傷害を負った76歳女子家事従事者主張の12級13号左下肢痛を認めセンサス女子学歴計70歳以上平均を基礎収入に14%の労働能力喪失で逸失利益を認定した
  7. 47歳男子主張の12級左右手関節機能障害は可動域制限を裏付ける他覚的所見等認められないと否認し14級9号右手関節痛を認定して10年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  8. 42歳女子主張の12級右足関節痛等及び14級腰臀部痛等の後遺障害は医学的に説明可能な症状とは認められないと本件事故との因果関係を否認した
  9. 見通しの良好でない高速道路トンネル内でパンクのため路肩にハザードランプ点灯して停車中に後続車に追突されたX普通貨物車に尾灯消灯、停止表示機材未設置、発煙筒未措置から35%の過失を認定した
  10. Y字交差点で一時停止中の被告乗用車に進路を譲られ通過中に衝突された原告乗用車はブレーキが緩み低速で前進した被告車の動静を全く注視しなかったと3割の過失を認定した
  11. 自転車で走行中に右後方から進行してきたY運転、Z会社所有の大型貨物車に衝突され死亡した24歳男子Aの過失を否認しZ会社に対する自賠法3条責任を認め、Yに対する民法709条責任を否認した
  12. 原告自動二輪車で山間道路を走行中に剥離したコンクリート片を跳ね上げ損傷は被告県の道路管理瑕疵を認め、原告車に3割の過失を認定した
  13. 乗用車で丁字路交差点を左折中に側溝に左後輪を脱落させ損傷は被告市の道路管理瑕疵によって生じたとする男子原告の供述等は本件事故に関する核心的な部分について不自然な変遷を重ねている等から事故の発生を否認した
  14. 山道を被保険車両で走行中の男子会社員Aが転落防止柵を倒壊させ21b空中を飛んで落下して死亡は自殺の動機となる事情があった等からAが故意に発生させたとし、偶発的な事故とは推認できないと保険金請求を棄却した
2109号(令和4年5月12日発行)
  1. 女子X主張の労災認定脳脊髄液漏出症は主治医らの脳脊髄液漏出を認めた画像診断等には医学的見地から疑いを挟む余地があり、硬膜外に造影剤の漏出は認められない等から発症を否認し、事故後約10ヶ月で症状固定と認定した
  2. 乗用車で停止中に追突され右腕神経叢損傷から6級右上肢機能全廃等を主張の46歳男子が事故後に訴えた症状は腕神経叢損傷を負った場合に生じるべき症状とは矛盾していると本件事故による受傷を否認した
  3. 左眼窩底骨折等による知覚麻痺から自賠責12級13号後遺障害を残す42歳男子会社員の逸失利益を事故後営業部門の責任者を務めている等から14%の労働能力喪失は認められないと事故前年年収を基礎収入に25年間5%の労働能力喪失で認定した
  4. 自賠責9級15号左足指用廃及び同11級7号脊柱変形障害等の併合7級後遺障害を残す32歳男子会社員の労働能力喪失率を45%と認定し将来的に収入が大きく増加する見込みが窺えないと事故前年収入を基礎収入に後遺障害逸失利益を認めた
  5. 合計7,248万円の給与収入を得る2社の代表取締役男子原告の基礎収入を2,000万円と認定し休業損害及び後遺障害逸失利益を算定した
  6. 乗用車内で仮眠中に中型貨物車に接触された約5年8ヶ月前に14級9号腰痛等を残す50歳男子の本件事故による既往症の症状の悪化を認め、衝撃の程度から増悪に寄与した度合いはごく限定的と7割の素因減額を適用した
  7. 頸部・腰部挫傷の傷害を負い1年1ヶ月間通院する55歳有職主婦の本件事故と相当因果関係のある治療期間を事故後約8ヶ月と認定し、既往症から1割の素因減額を適用した
  8. V運転乗用車の助手席同乗中にY乗用車に衝突され併合10級左足関節機能障害等を残す30歳代男子Xはシートベルトをせずにダッシュボードに足を載せた不適切な乗車姿勢により損害を拡大させたと2割の加重減額を認定した
  9. 車線変更被告大型貨物車の側面と青信号で発進しようとした原告乗用車の前部との衝突で原告車には衝突を回避することはできないと過失を否認した
  10. 一時不停止で丁字路交差点の優先道路に右折進入して左方から直進してきたY乗用車に衝突されたX自動二輪車の過失を65%と認定した
  11. 信号交差点での横断歩道上を横断原告自転車と対向右折Y乗用車の衝突はYの実況見分における指示説明は信用性が高いとYの右折青矢印信号での交差点進入を認め、赤信号横断原告自転車の過失を7割と認定した
  12. 夜間高速度走行の被告乗用車に出合頭衝突された無灯火A自転車には運転操作及び右方安全確認に注意義務違反があったと35%の過失を認定した
  13. 信号のない交差点での原告自転車と被告乗用車の出合い頭衝突で傘をさしながら運転していた原告自転車に3割の過失を認定した
  14. 被告Y市の管理する道路上を原告自動二輪車で走行中にアスファルト舗装の剥離によりスリップして転倒は本件剥離の存在を前提としても通常有すべき安全性を欠いていたとはいえないと被告Y市の管理瑕疵を否認した
2108号(令和4年4月28日発行)
  1. 自賠責1級1号遷延性意識障害を残す19歳男子の将来介護料を職業介護と近親者介護を併せ日額2万円で平均余命まで認定した
  2. 労災7級認定の男子主張の中心性頸髄損傷は医学的所見なく愁訴内容も整合性は認められないと事故との因果関係を否認し後遺障害の残存も否認した
  3. 60歳女子の自賠責10級11号認定の右足関節機能障害は関節可動域の測定時に意図的な操作が加えられたと残存を否認した
  4. 渋滞停車中に被告貨物車に追突された男子X主張の腰椎捻挫は医学的所見に乏しく事故とは別の要因の可能性を否定できず、頸椎椎間板ヘルニアについては頸椎の変性は経年性と推認できるとして後遺障害の残存を否認した
  5. 51歳兼業主婦の頸椎椎間板ヘルニアは本件事故によって発生または増強したと自賠責同様5級2号認定し、センサス女性全年齢平均を基礎収入に18年間79%の労働能力喪失で逸失利益を認め、2割の素因減額を適用した
  6. 30歳代男子主張の腰椎椎間板ヘルニアは突出の増強が認められ、経年性変化では説明できない等から本件事故による発症と認定し、治療期間の遷延化は既往症の椎間板ヘルニアの影響が大きいと3割の素因減額を適用した
  7. 26歳女子の自賠責同様12級左肩痛は業務上の支障を生じさせるとはいえず、馴れ化や代償動作により逓減していくと10年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認め、休業給付金の額を超えないと休業損害の発生を否認した
  8. 佇立中に時速約15`bのY乗用車ドアミラーに軽微接触された46歳男子主張の左足捻挫及び腰部捻挫は転倒させるような力が働いたとは考え難いと否認し、治療範囲を事故後2ヶ月の左肩上腕挫傷及び左肘痛と認定した
  9. 交差点手前で停止し自転車から降車したところを後続の被告自転車に衝突された40歳代女子原告は停止する際に合図をすべきであったと2割の過失を認定した
  10. 夜間丁字路交差点に誘導員の指示で突き当たり路から右折進入中に左方直進路を走行する被告貨物車に衝突された原告大型クレーン車が20〜30秒間直進路を塞ぐことはやむを得ないと原告車の過失を否認した
  11. 夜間歩車道の区別のない道路で前方不注視、運転操作不適当の対向直進被告乗用車に衝突された道路左端歩行の54歳男子原告に5%の過失を認定した
  12. 8級2号脊柱運動障害を残す50歳男子の傷害保険金請求は固定術を行う原因の頸椎脊柱管狭窄や神経根の圧迫は本件事故前から加齢性変化として既に生じていたと本件事故による後遺障害の残存を否認し請求を棄却した
  13. 原告会社所有建物の約16年前に貼られたエレベーター内壁のダイノックシートの破損は不測かつ突発的な事故と認め再調達価格を70万余円と認定し、本件建物の雨漏れの原因と風災その他の不測かつ突発的な事故との因果関係を否認し保険金請求を棄却した
  14. 過去32件に及ぶ共済金請求を行う50歳代男子Xの被共済車両運転中の自損事故での受傷を否認、台風による被共済建物の損壊は経年劣化に起因した損害とし、Xには信頼を損なわせる事情があると乙共済の共済契約の更新拒絶は有効と認定した
2107号(令和4年4月14日発行)
  1. 15歳男子の紛争処理機構認定の5級2号高次脳機能障害は重度の意識障害認められず発生を強く疑う画像所見はなく事故後から人格変化の症状が出現したとは認められないと否認し自賠責同様12級13号後遺障害を認定した
  2. 頸髄損傷から自賠責3級3号認定の軽度四肢麻痺を残す62歳男子は自ら車の運転や洗車を行う他、防犯カメラの映像や行動確認調査の結果等から四肢に軽度麻痺は認められないと否認し12級13号両上下肢痛等を認定した
  3. 36歳女子主張の脳脊髄液漏出症の発症は画像所見等による脳脊髄液の漏出は認められない等から発症を否認し後遺障害の残存も否認した
  4. 自賠責11級7号脊柱変形障害を残す19歳女子大学生の後遺障害逸失利益をセンサス女性大学大学院卒全年齢平均を基礎収入に67歳まで45年間20%の労働能力喪失で認定した
  5. 43歳女子主張の12級13号左上肢のしびれ等は外傷性頸椎椎間板ヘルニアの受傷は認められず将来においても回復が困難な障害が残存したとは認められないと後遺障害の残存も否認した
  6. 停車中に追突された40歳代女子主張の12級13号右股関節痛及び12級7号右股関節機能障害は事故約2ヶ月経過後に右股関節痛の訴え等から右股関節唇損傷を否認し後遺障害の残存も否認した
  7. 47歳男子主張の外傷性頸椎椎間板ヘルニア等は経年性の可能性も否定できず、本件事故約3ヶ月後には海外出張に行くことができている等からも後遺障害の残存を否認した
  8. 女子原告主張の12級13号頸部痛等は画像上の異常所見が認め難く、椎間板ヘルニアの既往がある等から本件事故による後遺障害の残存を否認し、1割の素因減額を適用した
  9. 駐車場内を歩行中に被告乗用車に右足を轢過され後方に仰け反る動作により右足捻挫、頸椎捻挫等の傷害を負ったとする男子原告の供述は信用できないと受傷を否認し請求を棄却した
  10. 右カーブ道路で左方路外から後退進入してきたY乗用車との衝突を避け減速せず右に進路変更して対向Z原付自転車と衝突したW乗用車は危険な回避行動をとったと8割の過失を認定した
  11. 信号交差点内を黄色信号で微速前進し右矢印信号で大回り右折した対向被告大型貨物車との非接触事故で赤信号で進入した直進原告中型貨物車の一方的過失を認定した
  12. 79歳男子原告自転車と並進36歳女子被告自転車との接触は双方が側方間隔を十分保たなかったために接触したと認め、原告が高齢者で社会的に保護すべきという観点等から原告自転車の過失を4割と認定した
  13. X乗用車が分岐点の分離帯端に衝突し大破は正常な運転能力を有する自動車運転者には通常考えられない過誤による事故でありXは事故当時社会通念上酒気を帯びている状態であったとして保険金請求を棄却した
  14. 保険契約締結当時は居住していたが火災発生時は施錠機能を有しない空き家になっていたことから本件建物は「建物の使用目的を変更し、居住用ではなくなった」として乙損保は本件保険契約を解除できると約款免責を認めた
2106号(令和4年3月24日発行)
  1. 47歳女子の自賠責3級3号認定高次脳機能障害は意思疎通能力が「相当程度喪失」に止まるものか否かは疑問であると3級と5級の間と認定し89%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認め、日額3,000円で将来介護費を認定した
  2. 自賠責9級16号顔面醜状及び同14級9号めまい等併合9級後遺障害を残す40歳代男子会社員主張の労災認定の嗅覚障害及び味覚障害を否認し、醜状痕による労働能力の喪失は認められないと5年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認定した
  3. 50歳代女子家事従事者の自賠責非該当の頸椎捻挫及び腰椎捻挫等を14級認定しセンサス女性全年齢平均を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  4. 追突された運転者及び同乗者主張の14級9号頸部痛及び腰痛等は異常所見認められず月1回の受診も対症療法のみの治療から自賠責同様に後遺障害の残存を否認した
  5. 乗用車で停車中に後続被告貨物車に右サイドミラーを接触され頸椎椎間板ヘルニア、外傷性頸部症候群等の傷害を負ったとする男子原告に加わった外力は軽微であった等から本件事故による受傷を否認した
  6. 自賠責14級9号右膝痛を残す原告会社代表取締役の企業損害としての休業損害の請求は残高試算表の各記載の正確性には疑問の余地があり信用できないと原告会社の損害の発生を否認した
  7. 駐車場内で停車中に後退被告乗用車に衝突された原告乗用車の衝撃は車内の人間を受傷させる危険性の大きいものと認められないと運転者、同乗者の受傷を否認した
  8. 片側1車線道路の対向車線から停止路線バスを追越して進入してきた被告乗用車との衝突を避けようと転倒した原告自動二輪車に過失は認めらないと被告車の一方的過失を認定した
  9. 左方路から直前右折した被告乗用車に衝突された優先道路走行の速度超過A自動二輪車は制限速度50`bで走行しても衝突を避けられないとの実験データ等からA二輪車の過失を否認した
  10. 青信号交差点内で右折のため停止中に対向右折車線から直進してきた被告乗用車に衝突された原告乗用車に本件事故を回避することは困難であったと原告車の過失を否認した
  11. 第1車線から第3車線に車線変更中の原告乗用車と第2車線走行中の被告大型特殊自動車の衝突は原告車の不適切な車線変更に起因するものとして被告車の過失を否認した
  12. 横断歩道上で対向右折被告貨物車に衝突された青信号横断原告自転車は左右の安全を確認すべき注意義務を怠ったと5%の過失を認定した
  13. 追突されたリース車両の全損によるリース契約解除金相当額は時価額に限り賠償を受けることができるとし、時価を超えるリース契約解除金を加害者が支払わなければならない理由はないと否認した
  14. 不正請求が含まれることを認識しながらのY接骨院の甲損保に対する水増し請求は故意による不法行為に当たるとし、甲損保がY接骨院に支払った施術費全額を損害と認定した
2105号(令和4年3月10日発行)
  1. 自賠責2級1号高次脳機能障害等を残す73歳女子の将来デイサービス費用を施設利用料の年額から食事代等を控除した年額29万余円で平均余命の15年間につき認定した
  2. 女子原告主張の中心性頸髄損傷はMRI画像上の所見はないと否認し、右腕神経叢麻痺は本件事故によって生じたものとは認められないとして頸椎捻挫による自賠責同様14級9号後遺障害を認定した
  3. 75歳女子の自賠責14級3号認定右感音性難聴及び右耳鳴りは後遺障害に該当する難聴ではなく事故約2年後の検査で老年性難聴の診断等からも本件事故との因果関係を否認し後遺障害の残存も否認した
  4. 52歳男子の労災12級7号認定の右股関節機能障害は可動域制限の測定結果は不安定、不自然で信用性に疑問が残る等から否認し14級9号右股関節痛を認定して15年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  5. 高齢者介護施設に入居する79歳女子単身者の死亡逸失利益を年間の年金額から生活費として要する年間の施設利用額を控除して認定した
  6. 30歳代男子主張の12級13号項頸部痛及び同腰背部痛の併合11級後遺障害は事故約1年4ヶ月後にサーフィンの大会に出場等から症状固定時に残存した痛みは既往症によるとし後遺障害の残存を否認した
  7. 駐車場に停車中に後退被告車に衝突された男子原告主張の12級13号右上肢の痺れ及び脱力感等は事故後1ヶ月程度でフットサルを再開から他覚的な証明が可能な後遺症も症状が医学的に推定される後遺症も残っていないと後遺障害の残存を否認した
  8. 幹線道路の第2車線を通行していたY貨物車の進路前方を第1車線から横切るように転回しようとしての衝突は過失の大部分はX乗用車にあると9割の過失を認定した
  9. 一般道が交わる信号のない交差点でのサイクリングロードから時速約30`bで走行してきた原告ロードバイクには大きな落ち度があり、被告乗用車との非接触事故の責任は原告自転車の方が相当に重いと7割の過失を認定した
  10. オークションで購入した被保険車両が第三者のいたずらによりエンジンが損傷したとの車両保険金請求は損傷が人為的にされたこと及びその損傷が被保険者以外の第三者によって行われたことの立証がないと請求を棄却した
  11. 運転操作を誤り被保険車両で池に転落し男子Aが溺死したとの保険金請求はAに自殺する動機がなかったといえず本件事故がAの意思に基づかない偶然な事故であるとは認められないと請求を棄却した
  12. X会社が経営する飲食店天井裏からの下水の漏水等による水濡れ損害は店舗のリニューアル費用として保険金を得るために水漏れを仮装する動機があったとX会社の故意を推認して保険金請求を棄却した
  13. 最高裁は不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金は民法405条の適用又は類推適用により元本に組み入れることはできないと否定した
2104号(令和4年2月24日発行)
  1. 自賠責1級1号後遺障害を残して職場に復帰し1人暮らしの46歳男子会社員の後遺障害逸失利益を事故前年収入の8割を基礎収入に認め、加齢とともに介護の程度が大きくなっていく等から日額1万円で将来介護費を認定した
  2. 停車中に追突され現在も治療中とする33歳男子主張の脳脊髄液漏出症の発症及び頸髄損傷の受傷を否認し事故後約2年4ヶ月で症状固定と認定した
  3. 30歳代男子給与所得者のTFCC損傷による左手関節痛を自賠責同様12級13号認定し10年間14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた
  4. 42歳男子原告の左肩関節機能障害はゴルフスイングを撮影した動画を見ても周囲のゴルファーと比較してコンパクトなスイングから左肩の可動域制限を否定できないと自賠責同様12級後遺障害を認定した
  5. 自転車に搭乗して停止中にY乗用車との衝突回避のために身体を捻り受傷したとする58歳女子X主張の12級胸腰椎部運動障害及び肩関節機能障害を否認し因果関係のある治療期間を6ヶ月間と認定して2割の素因減額を適用した
  6. Y車両に追突された第1事故から約5ヶ月後のZ車両に追突された第2事故でY及びZの共同不法行為を否認し第2事故以降分の損害については寄与度に応じて割合的に算定するとしてY2割、Z8割の寄与度割合で認定した
  7. 青信号交差点の横断歩道を横断中に右方から左折してきた被告乗用車に衝突された原告自転車に安全確認不十分から1割の過失を認定した
  8. 対向センターオーバー被告乗用車との衝突を避けるため警笛を吹鳴等せず対向車線に進出した原告個人タクシーの退避行動に責められるべき点は認められないとし被告車の一方的過失を認定した
  9. 優先道路を直進中に劣後道路から早回り右折した被告原付自転車に衝突された原告自動二輪車は制限速度時速40`bを超過して走行したとし5%の過失を認定した
  10. 自転車で走行中に被告所有道路の陥没に前輪を落とし転倒して受傷したとの原告の主張及び供述はその全体が事故を偽装した虚偽である可能性を否定し難く、事故が発生したと認めるのは困難として請求を棄却した
  11. X所有建物の全焼による共済金等請求はXには経済的には困窮していないが動機があり火災時の行動は不自然で火災の発生を予め知っていた等からXらにより敢行した故意放火であるとして請求を棄却した
2103号(令和4年2月10日発行)
  1. 乗用車で停止中に追突された34歳男子主張の9級高次脳機能障害は意識障害なく脳に器質的損傷を示す客観的所見等が認められないと否認、11級主張の胸椎椎間板ヘルニアの受傷も認められないと後遺障害の残存を否認した
  2. 46歳男子の左下肢痛を自賠責同様7級4号CRPSと認め12級13号右下肢痛と併せ併合6級後遺障害を認定し、症状固定後14年間につき日額4,000円、以降平均余命の21年間につき日額5,000円で将来介護費を認めた
  3. 21歳女子原告主張の右足関節機能障害等は原告を診察した医師の測定値は信用できると自賠責同様併合7級認定しセンサス女性同学歴全年齢平均を基礎収入に44年間56%の労働能力喪失で逸失利益を認めた
  4. 30代専業主婦の全長44.5abの右上肢瘢痕を自賠責同様14級4号認定し就職の予定はなく醜状障害が労働能力に直接的な影響を及ぼすおそれは認められないと後遺障害逸失利益の発生を否認した
  5. 59歳男子無職主張の10級11号右肩関節機能障害は改善傾向にあったが症状固定4年以上経過後に悪化等から自賠責同様12級6号認定し就労の蓋然性を認められないと後遺障害逸失利益及び休業損害の発生を否認した
  6. 66歳女子主張の頸部痛等併合11級後遺障害は12級13号を含め何らかの後遺障害が残存したとは認められないと否認し、脊柱管狭窄症等の既往歴から8割の素因減額ないし寄与度減額を認定した
  7. 乗用車で駐車中に後退してきた被告乗用車に衝突された原告主張の頸椎捻挫及び腰椎捻挫等の傷害は本件事故態様から不自然ではなく、症状の経過等からみても傷害を負ったことに整合すると事故との因果関係を認めた
  8. 同一方向進行中のA原付自転車と右前方直進被告乗用車の接触死亡事故で目撃証言等からA車が被告車の左直近通過中に接触させたと認め被告車の自賠法3条免責を認定した
  9. 自動二輪車で被告管理の山道を走行中に道路の亀裂によって転倒受傷したとする原告主張の事故状況は不自然かつ不合理なもので亀裂が原因で本件事故が発生したとは認められないと原告の請求を棄却した
  10. 対向車両との衝突を避けて原告車両が電柱に衝突したとの本件事故は電柱との衝突回避措置が認められず、保険金取得の動機が存する経済状況等から原告の故意により生じたと請求を棄却した
  11. モーターボートに乗船しようと船尾のラダーを登っているまたは甲板に立っている状態で急発進されスクリューに接触し受傷した原告は免責条項の「被保険船舶に搭乗している者」に該当すると認め保険金請求を棄却した
2102号(令和4年1月27日発行)
  1. 45歳女子主張の9級低髄液圧症候群は検査所見認められずブラッドパッチによる症状改善も認められないと発症を否認し、11級脊柱変形及び12級両肩関節機能障害の残存も否認して自賠責同様14級9号後遺障害を認定した
  2. 23歳女子主張の9級脳脊髄液減少症の発症は各検査の画像所見及び起立性頭痛は認められずブラッドパッチ治療の効果も限定的として発症を否認した
  3. 自賠責12級7号右膝関節機能障害等併号11級後遺障害を残す20歳男子医療技術専門学校生の逸失利益をセンサス男子大卒全年齢平均を基礎収入に67歳まで20%の労働能力喪失で認定した
  4. 自賠責11級4号歯牙障害を残す22歳男子学生の後遺障害逸失利益を歯牙障害が11級の労働能力喪失に直結しないとセンサス男子全年齢平均を基礎収入に43年間5%の労働能力喪失で認定した
  5. 自動二輪車を運転停止中に後続乗用車に追突された61歳男子のPTSDの発症を否認し、左右上肢しびれ、左下肢醜状等から併合14級後遺障害を認定した
  6. 原付自転車を運転走行中に加害者不明の追越車両に接触されて転倒した50歳女子の頸部痛を労災同様14級認定し、既往の椎間板変性等から2割の素因減額を適用した
  7. 頸椎捻挫等から自賠責14級9号認定を受ける34歳女子は誇張して説明する傾向にあり自覚症状も誇張されたものと考えられ事故約半年後にサーフィンを再開からも後遺障害逸失利益の発生を否認した
  8. Vの施術費を支払った甲損保のY整骨院に対する不当利得返還請求は調査日にVの通院認められずYが作成した施術費明細書の記載等は信用できないとYの不正請求を認め甲損保から受領した保険金の4分の3の返還を認容した
  9. 自動二輪車で信号待ち停車中にY貨物車にクリープ現象で追突された30歳代男子Xの頸椎捻挫等の受傷を認め、検査画像や行動調査等から後遺障害の残存を否認し、Xの甲損保に対する支払保険金の不当利得返還義務を認めた
  10. 大型信号交差点で先行転回被告大型バスに衝突された後続右折原告乗用車の過失を1割と認定した
  11. 原告会社の従業員が荷下ろし中にダンプセミトレーラを横転させ全損になったとの保険金請求は荷台の仕様変更は「法令により禁止されている改造」に当たり、ダンプ装置が「部分品」に当たると免責条項により請求を棄却した
  12. 男子会社代表取締役Aが乗用車を運転して岸壁から海中に転落して死亡はEDRの解析結果やAを取り巻く極めて厳しい経済状況等から自らの意思に基づく故意事故と認定し偶発的な事故の発生を否認して保険金請求を棄却した
  13. Xが被保険車両でBを受傷させた本件事故に関しXと甲損保の間で示談等の代行業務に係る委任契約の成立は認められず、甲損保が収集した本件資料は自己の業務として行った等から収集した資料全てについてXに開示する義務はないと否認した
2101号(令和4年1月13日発行)
  1. 右大腿切断等から併合1級後遺障害を残し施設に入所する65歳男子の将来介護費を日額1万1,570円で平均余命まで認め、糖尿病による素因減額を15%と認定し休業損害及び後遺障害逸失利益への適用は否認した
  2. 停車中に追突された61歳女子主張の本件事故による既往の脊柱側弯症の悪化を否認し12級13号腰痛の残存も否認して自賠責同様14級9号頸部痛を認定した
  3. 40歳代女子主張の脳脊髄液減少症は画像診断基準に該当する画像所見の指摘なく、髄液圧等の検査結果も低髄液圧症の「疑」所見に該当しないと発症を否認し、頸部痛及び頭痛の14級9号後遺障害を認定した
  4. 自賠責12級14号顔面醜状等併合11級を残す19歳女子接客業の後遺障害逸失利益を就労に具体的な影響を与える等からセンサス女子全年齢平均を基礎収入に67歳まで20%の労働能力喪失で認定した
  5. 自賠責11級7号脊柱変形障害を残す74歳男子は本件事故前から腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症に伴う腰痛を訴え整形外科に通院していた等から14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した
  6. 14級9号頸部痛を残す従業員4名の51歳男子原告会社代表取締役の後遺障害逸失利益を役員報酬の8割を基礎収入に67歳まで5%の労働能力喪失で認め、経済的に同一であったとは認められないと原告会社の営業損害を否認した
  7. 乗用車で駐車中の31歳女子が軽微衝突された第1事故及び約1年4ヶ月後の第2事故による受傷を認め、各衝突の衝撃が大きいものとは到底考えられないと後遺障害の残存を否認した
  8. 空調設備の取付工事等を行う1人親方の48歳男子Xの基礎収入をX主張のセンサス男性同年齢平均を否認し、年収240万円程度と認め休業損害を認定した
  9. 警告措置も講じないまま駐停車禁止の地下トンネル内に駐車中の被告大型貨物車に追突したA自動二輪車の過失を45%と認定した
  10. 運転代行随伴車両の助手席同乗中に自損事故で死亡した64歳男子Aはシートベルトを装着していれば損害がより軽微にとどまったとは認められないとAの過失を否認し、相続人Xらが受領した共済死亡給付金は損益相殺の対象にはならないとした
  11. X会社がY会社に提供した代車の本件事故と相当因果関係のある期間はX会社が代車返還を求める意思を明確にした日までとし、以降の代車利用は因果関係が認められないとX会社の不当利得返還請求を認容した
  12. 84歳女子Xが所有し子のZと同居する本件建物の全焼は生計を一にするZが共済金を支払わせることを目的に発生させたとZらの故意放火を認定し、本件約款の「重大事由による共済契約の解除」を適用して請求を棄却した

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