自動車販売会社所有車の全体落書傷は全塗装で「商品価値は上がらない」等保険金支払い免れないと判決した

東京地裁　平成１８年７月１９日判決（確定）
事件番号　平成１７年（ワ）第１１７０６号　保険金請求事件

事実の要旨
�@　自動車販売会社所有の販売用被保険車両が事務所駐車場駐車中、車体全面に落書傷をつけられて保険金請求する事案につき、最高裁平成１８年６月１日判決に基づき「被保険者の意思に基づかないとの主張立証責任を負わない」とした。
�A　甲は全塗装目的の落書傷と主張するが、中古車は全塗装により「かならずしも商品価値が上がるとはいえない」し、原告が資金繰りに窮していたともいえない等落書傷を「偽装したと推認することはできない」ので、保険金支払「義務を免れることはできない」と判決した。

※　判決文章等の詳しい内容は、本紙掲載号をご参照下さい。