幼少期のポリオ障害を有していた４５歳男子は衝突の衝撃で同乗タクシー横転が誘因となり５級から２級へと増悪重篤化し素因で４０％減額

大阪地裁　平成１７年１０月２８日判決（確定）
事件番号　平成１５年（ワ）第５８５２号　損害賠償請求事件

事実の要旨
�@　幼少期のポリオ罹患で１級身体者障害を有していた４５歳男子が歩行不能等自賠責１級後遺障害を残したとする事案につき、衝突により同乗タクシーが横転、脊髄に衝撃を受けポリオ症状を増悪重篤化させたこととの因果関係を認め、一人歩行可能であったことで５級から若干筋力を残す２級への加重障害を認めた。
�A　症状増悪重篤化は加齢変化を伴っていたところへ本件事故の受傷が寄与したとして過失相殺を類推適用し、素因減額４０％とした。

※　判決文章等の詳しい内容は、本紙掲載号をご参照下さい。